浮気とDVの関係とは?
浮気調査の案件が入ると、依頼者と面談を行なった相談員から依頼者の状態や詳しい依頼内容などを聞く事になるのですが、その際に聞く言葉の中でも驚いたのは、依頼者がドメスティックバイオレンス(DV)を訴えている事例です。
しかもそれは1度限りではありません。
私が探偵になった直後から、年に何回もDV被害を訴える妻から、夫の浮気調査の依頼が入って来たのです。
つまり、浮気とDVには何らかの因果関係があるという事だと考えられます。
今回は浮気とDVに悩む依頼者の実態を紐解くと共に、問題解決の方法についても詳しくお伝えしようと思います。
DVの加害者となりやすい男性の兆候として以下の兆候が見られる事があります。
自尊心の低さ
自尊心が低いため、他人からの侮辱などに敏感であり、一般的には笑って済ませられる問題であっても、ジョークでは済まさない対応をする人が多いです。
この様な人物は、何か事あるごとに馬鹿にされたと感じやすく、仕事以外の人間関係は上手く行かない事が多いので、プライベートのトラブルには事欠かないかもしれません。
支配的な姿勢
男性が一家の長であり、パートナーには服従を望む姿勢が強いのがDV男性の特徴です。
こうした男性は男性優位、女性下位の姿勢が強く、女性を支配し思い通りに行かないと我慢がなりません。
浮気をしやすい人間の特徴との共通点
DVを起こしやすい人間の特徴と、浮気をしやすい人間の特徴を比較した場合、以下の点があげられます。
異性を物として扱う
DV加害者、浮気性の男性と共に、異性を同等とみなさず、ある種の道具として見ている節があります。
それは、女性を道具とみなすことにより、自分の支配欲を満たすために女性を利用するという発想です。
例えば、浮気性の男性は一度に何人もの女性と浮気をし「ハーレム」を形成することがありますが、これは明らかに多くの女性を「手に入れる」ことを目的としています。
この様な発想をしやすい男性は非常にわがままで自己中心的な行動原理により動くため、浮気をしたからといって一般的な強い罪悪感を抱く事がなく、むしろ「男性ならば浮気をして当然」というような、男性優位の強い固定概念に支配されている場合が多いのです。
DV男性は浮気相手にもDVを行う
DV気質を持つ男性は、その気質があまりにも激しい場合、正式なパートナーだけでなく、浮気相手にもDVを行うことがあります。
身勝手な男性は女性にもてる?
この様な男性と付き合うことは、DVか浮気のどちらかに傾く恐れがあるので、女性としては大変嫌なパートナーだと思います。
しかし現実では、この様なタイプの男性は女性にモテやすく、パートナーを作ることにさほど苦労しない場合が多いのです。
その理由としては、この手のタイプの男性ほど常にパートナーを求めており、そして、このような悪い男性に惹かれる女性が多いのも事実です。
特にDV気質のある男性は自尊心が低く、自らを肯定してくれる存在を常に求めています。
ゆえに、一人の女性に執着するか、より多くの女性に執着する傾向にあると考えられます。
しかし、現実的には両極端に至ることは殆どなく、むしろ両方の特性を持ち合わせている男性の方がはるかに多いことが予想されます。
もしもパートナーが不倫をしており、さらにDVの気質を持っている男性の場合、女性はなかなかその事実を他者に訴えて助けを求める事が難しいかもしれません。
そんな時は、浮気の証拠を積み重ねる事により離婚を成立させるのが良いでしょう。