夏場の張り込みは、真冬の張り込みよりも辛いものがあります。
特に厳しいのは炎天下の日です。
今回は探偵の、夏場の張り込みの辛さをご紹介します。
炎天下の中、エンジンを切る
普通ならクーラーの効いた室内に逃げ込みたくなる様な炎天下であっても、探偵はあえて車のエンジンを切らなくてはならない時があります。
最近の夏の暑さときたら尋常では無いので、エンジンを切るのにも色々と覚悟が必要なのです。
エンジンを切るのは近隣住民に迷惑を掛けない為
都心部や町中では立って張り込みを行うことも多いのですが、それ以外は基本的に車の中から張り込みを行います。
そのため、車のエンジン音があまりにもうるさいと、近隣住民の方から注意を受けたり、不審者として通報されてしまうことがあるのです。
周辺への警戒心が強い地域で張り込みをするとなれば、真夏でもエンジンを停止させる必要があります。
水がすぐに無くなる
真夏の張り込みでは、車内が熱いので大量の汗をかきます。
そのため喉が渇くので、これを我慢することは出来ません。
水分補給を怠れば熱中症になってしまいます。
それも、エンジンを切った車内となればさらに熱中症の危険性は高まります。
水分補給はもとより、塩飴などで塩分をしっかりと補給します。
食欲はほとんど無くなりますが、それでも何か食べなければ集中力が切れるので、無理をしてでも簡単な食事をとります。
徹夜の張り込みは本当に地獄
真夏の炎天下の中、エンジンをつけれない状態での張り込みを2,3日も続けると、たいていの探偵は肉体的にも精神的にかなりまずい状況に追い込まれます。
真夏の張り込みはただでさえ汗をかくのに、徹夜で家に帰れないとなるとシャワーすら浴びれないのです。
温暖化の影響で日本の夏はどんどんと暑くなっています。
そのため、外で仕事をする人達が熱中症で倒れることも増えていますが、それは探偵も例外ではありません。
依頼を無駄にしないためにも、身体に気をつけながら調査を行っています。