個人情報の扱いは慎重に

 

 

情報のデータ化が進むにつれて、私たちは簡単に重要なデータを手にすることが出来るようになりました。

 

そこで、ここでは個人情報を流出を防ぐための方法と、最も多い流出経路についてご紹介させて頂きます。

 

 

 

個人情報の流出の多くは「紛失」

 

日本の企業が個人情報を流出してしまう最大の理由は、社員がデータごと紛失させてしまうという、シンプルなヒューマンエラーです。

 

データの紛失は個人情報保護が叫ばれた現在でも続いています。

 

紛失をするのは社員のいずれかで、仕事のためにデータを持ち歩く必要性があった人達ばかりです。

 

大切なデータを持ち出すのであれば、当然データの管理はしっかりとやっているはず……と思いきや、データを持ちあるく人間がその価値に気が付いていないため、ずさんな管理を行っているケースが目立ちます。

 

 

端末の紛失

 

最近は端末ごとデータを紛失する人も増えてきています。

 

端末が紛失してもっとも困るのは、重要なパスワードなどのデータが抜き取られてしまう可能性があることです。

 

端末自体に重要な情報がなくとも、サーバーにアクセスするためのパスワードが抜き取られれば、あとは簡単に情報を盗まれてしまいます。

 

最近はクラウドを使用したリモートオフィスを進める企業も増えているので、モバイル端末の管理には十分に気を付けて頂きたいです。

 

 

携帯電話と同じく、最近のモバイル端末にはGPSを利用して現在地を特定する機能がついたものがあります。

 

しかし、ノートパソコンのようなモバイル端末の場合、なんのアプリケーションも導入していなければ、そのまま自動的に現在地を知ることは出来ません。

 

会社で重要なデータを扱うのであれば、先にセキュリティソフトを駆使し、GPS機能が使えるアプリケーションを入れておきましょう。

 

 

データの流出は、人の注意で減らすことが出来る

 

今後、いくらセキュリティが強化されようとも、人間がデータを扱う限りは、必ずどこかでデータの流出が起きます。

 

また、中には故意にデータを流出させて利益を得ようとするものもいれば、クラッキングを仕掛けてデータを抜き出そうとする悪質な人もいます。

 

データの価値は、単純にお金で測れるものではありません。

 

いったん流出したら最後、データは価値を失うばかりか、流出の責任を問われ、企業の信用が一気に落ちることもあります。

 

この現代では、データは時として人の命よりも重い場合があります。

 

わずか数センチのフラッシュメモリーで自分の人生もろとも、会社の命運まで左右する事態に陥らないよう、普段からデータの取り扱いには細心の注意を払うようにしましょう。